

『保育園の中にあるかわいい小屋と森』本案件は既存鉄骨造3階建の1階を内装改修です。
事業主様は小規模保育園(1歳、2歳の定員19名)を運営をするにあたって多くの不動産業者を訪ね歩き、運営に適した建物を探しておりました。ようやく条件にみあう建物を見つけたものの、過去に無申請で増築が行われており、容積率が基準以上の「違法建築物」でした。この「違法建築物」という問題を抱える物件でどうにか小規模保育園を運営できないか、弊社に相談を頂いたことが本案件の始まりでした。
小規模保育事業の開園は2026年4月を目標に、「横浜市への補助金・事業申請」「違法建築物を適法化する計画」「適法化後の建物でプラン」「適法化のために無申請増築部分の撤去、壁の新設」「適法化完了後に内装工事着手~竣工」を1年という非常に短く、一切の遅れが許されない非常にタイトなスケジュールで進める必要がありました。 幸いにも、建物の関係者様方々が全員、保育園開園に向けて協力的な姿勢であったため、弊社を中心に足並みを揃えることで建物の適法化から内装工事着手まで予定通りのスケジュールで進めることができ、無事2026年4月に開園することができました。
保育園の計画をするにあたり、事業主様の強い要望は「おとずれた人が”かわいい”と思える空間を作ってほしい」でした。その要望で設計したのが『赤い屋根の小屋形の枠の窓』『森の中の受け渡しロッカー』です。
玄関より入ってすぐの事務室受付窓は赤い屋根の小屋形の枠にすることで、園長先生はじめ先生たちが小さなかわいい小屋の窓からお出迎えしてくれます。
玄関から保育室に向かう廊下の途中には『森の受け渡し棚』を設置しました。カウンター材を大きな木に見えるように設置し、森をイメージしました。壁に設置した棚は先生たちが小物を置けるように、 棚部分には保護者が先生たちに渡すおむつや着替えを入れ、オレンジ色のベンチにはこどもたちが座ってくつろげるようにしています。
『赤い屋根の小屋形の枠の窓』『森の受け渡し棚』は先生、保護者、こどもたちが利用することで”かわいい”が完成されていくようにデザインしました。
| 計画敷地 | :横浜市瀬谷区 |
|---|---|
| 用途 | :保育園 |
| 構造 | :鉄骨造 |
| 階数 | :地上3階建(保育園部分:1階) |
| 敷地面積 | :568.08㎡ |
| 建築面積 | :324.14㎡ |
| 延床面積 | :653.18㎡(駐車場含む) |
| 保育園 | :1階199.04㎡ |
| 竣工 | :2026年3月 |
| 定員 | :19名 |
| 担当 | :井下・松浦 |
| 撮影 | :YOZ.creations(大塚洋介) |