二宮町I邸

CONCEPT

南北に細長い敷地に対して、明るく風通しの良い建物と、プライバシーと防犯に配慮した建物を両立させた計画を、中庭プラン(コートハウス)という手法で解決しました。敷地中央に中庭を設けてそこに面して窓を設けて、外周には必要最小限の窓にして、両条件を満たしています。
中庭にはウッドデッキを設けて窓を大きくとり、リビングと中庭が連続する空間となり、面積以上の広がりを作り出します。あえて天井を低くした廊下を通ってからリビングに入ると、吹抜けとなっている高い天井は、数字以上の高さに感じられ高さ方向にも広がりを作っています。
外壁はアクセントに羽目板張り、コストを抑えたサイディングを組み合わせています。
リビングはウォルナットフローリング、玄関は竹フローリング、その他はCFとして割り切ったことで、コストバランスを図っています。

DATA

計画敷地 :二宮町
用途 :個人住宅
構造 :木造
階数 :2階
敷地面積 :196.45㎡
建築面積 :79.85㎡
延床面積 :97.90㎡
竣工 :2015年3月